【チーム】冬合宿2022(2,3,4年生)
2023年最初のチームブログは、以前からお知らせしていた、12月3日(土)~4日(日)に開催された2,3,4年生の冬合宿について書いていきます。
開催からは時間が経ってしまいましたが、今回新しく取り入れたこともあるのでこれまで以上に細かく合宿の内容をお伝えすることができればと思っています。是非最後まで読んでほしいです。
まずはじめに合宿でお世話になった宿舎のご紹介です。
今回は昭和の森フォレストビレッジにて合宿を行いました。
こちらはPHOENIXSとしても初めて利用する施設だったのですが、自然に囲まれていてとても過ごしやすい空気感でした。
特にご飯がとても美味しくて、選手たちも大満足でした。
合宿としての利用だけでなく、キャンプをするために利用されている方もたくさんいました。個人的にはいつかそういう目的で訪れてもいいなと思いました。
ここからはトレーニング内容について書いていきます。
これまでは個人の技術・戦術についてスキルアップを図ってきましたが、今回は守備のグループ戦術がメインです。難しいテーマではありますが、合宿という集中できる環境だからこそ取り組める内容でした。
仲間と協力して相手の攻撃を止めるためには、流れの中でコミュニケーションを取りながら役割分担を明確にすることが重要なポイントです。
(コミュニケーションについても意識的に取り組んだのですが、こちらは後述するミーティングのところで詳しく説明します。)
まずはじめに指導したのは、相手のプレーを限定しながらボールホルダーに寄せていくことです。
限定の仕方は2つ。
・ドリブルで前に運ばせない ・パスコースを消す
1vs1、2vs1、2vs2、様々なシチュエーションでトレーニングしましたが、どの場面でも最初に何を限定するかで次の守り方が決まってきます。
これをはっきりと、徹底的に実行できるようになることが第一ステップです。
序盤はディフェンスひとりで守るためのトレーニングに時間を割きました。
その後おおよその役割分担を理解してもらい、夜のミーティングを経て2日目から本格的に複数人で守る方法を実行していきます。
先述したように、メインテーマである連係した守備というのは選手間のコミュニケーションがとても大事です。
コミュニケーションは「バーバル(言語的)コミュニケーション」と「ノンバーバル(非言語的)コミュニケーション」の2種類に分けられます。
今回のミーティングではコミュニケーションの種類について以下の3つのレクリエーションを交えながら学んでもらいました。
①ノンバーバル並び替えゲーム
→言葉を使わずにお題の順に並び替えるゲーム
②図形伝達ゲーム
→図形を見て説明する人と図形を見ずに説明された図形を描く人に分かれて行う、いかに正確に伝達できているかを競う
③プレゼンテーション
→提示された中から好きな写真をひとつ選び、選んだ理由を1分間プレゼンし続ける
ここでのポイントは状況によってコミュニケーションの種類を使い分ける必要があることと、人によって伝え方や伝わり方が異なるということです。
レクリエーション形式で楽しみながらも制限時間の中でどうやったら伝わるか考え、うまくいった場合とうまくいかなかった場合をどちらも体感できたので、頭と体の両方でコミュニケーションの重要性を理解してもらえたと思います。
そして二日目。
トレーニングメニューは大きく変わりませんが、初日で理論的に学んだことを活用しながらひたすら実践を重ねます。
目の前の相手に集中しながら、味方と声を掛け合い、攻撃を防ぐ。
頭と身体をフル活用しなければならないので、とても疲れますし、とても難しいです。
それでも1回1回、自分たちでフィードバックしてお互いのプレーを擦り合わせていきます。
合宿特有のサッカーに集中できる環境のおかげで終始真剣さを保って行うことができました。
もちろん最後には試合もやります。3チームによるリーグ戦形式でした。
当時ワールドカップの真っ只中だったので、それはそれは盛り上がりました。(笑)
今回行ったトレーニングは合宿を終えた現在も取り組んでいます。
この充実した2日間がなければ落とし込むのはもっと困難になっていたと思います。
環境にも恵まれ、満足のいく内容にすることができました。
これからもよりサッカーを楽しんでいけるように指導していきます。
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