【チーム】冬合宿2021(5,6年生) 後編
~2日目~
あっという間に最終日です。(笑)
朝食を済ませてすぐに、宿舎を出る準備も済ませます。
布団は可能な限り丁寧にたたみ、部屋にはゴミ、忘れ物などないようにしっかりと選手たちで確認。
誰かがやってくれるだろうではなく、自主的に取り組む姿勢はこれからも養っていきたいですね。
大会も残り数試合、6年生は決勝戦を戦える可能性を残しています。
両カテゴリーとも昨日のミーティングを活かした内容にできるか、そしてなにより体力が持つか。
私たちコーチ陣も集中して試合に臨みます。
5年生は1日目に戦った相手ともう一度試合をします。
まずは昨日と同じく全力を出すことが大事。そのうえで昨日よりも良い内容にすることが2日目のテーマです。
初戦は昨日惜敗した相手。
なんとかここで1勝をものにしたいと、選手たちも気合が入っています。
昨日の試合で相手の情報を手に入れているので序盤はこちらがペースを掴み、またも先制点をGETしました。
その後ももう1点取れそうな雰囲気で押していたのですが、思わぬ形で失点をしてしまいます。
まだ前半だったので選手たちも諦めてはいません。
良い流れを作れていたことが自信となり、幾度もゴールへ迫ります。
が、攻撃に厚みをもたせていた分、逆に守備の準備が疎かになってしまいカウンターで2つの追加点を与えてしまいました。
なんとかコーナーキックから得点を奪えましたがギリギリ届かず、2-3というスコアで惜しくも負けとなりました。
ここで出し切ってしまったかなという感じで、残りの試合では大差をつけられました。
結局今大会では一度も勝つことはできませんでしたが、得点を取る力、身体を張って守る気持ち、最初から最後まで諦めず全力で闘う姿勢は確認できました。
彼らにとって今後成長するための大きなきっかけとなったことは間違いありません。
自信を持ってこれからも励んでほしいなと思います。
一方6年生は
かなり疲労が溜まっていたようで、初戦は良い入りができたとは言えませんでした。
それでも立て直し、なんとか勝ち点を重ねて無事に決勝戦へと進むことができました。
そして決勝の相手は1日目に3-3の激闘を繰り広げたチームです。
正直こちらの消耗は否めませんが、優勝を目指して今一度集中力を高めます。
PHOENIXS 5年生の他にも今大会参加チームのほとんどが見届ける中、決勝戦が始まりました。
予選で一度戦ったチームです。特長を理解していないわけではありませんでしたが、それでも相手の10番が止められません。ギャラリーからもどよめきが聞こえてくるほどです。
こちらもサイドからの攻撃で決定機を何度か作りましたが、決め切ることができません。
そのまま追いつくことはできず試合終了となりました。
彼らは最後の笛が鳴るまで全力を出し続けました。
その気持ちが溢れたのでしょうか、試合後は全員が涙を流していました。
ただ、称えられるものがあったのも事実。誇りに思っていい。
負けた後でどうしたって気持ちは沈んでしまうものですが、そんな6年生を救ったのは他でもないPHOENIXS 5年生です。
彼らは決勝戦を観て
「6年生やっぱり凄いな」
「俺たちあいつらと一緒に練習してるんだな」
こんな発言をしていました。
そこからまたサッカー欲が高まったのでしょうか、空いたグラウンドを使って5年生だけで紅白戦を始めました。正直ぐだぐだな内容でしたがとにかく楽しんでいました。
その様子が6年生の気持ちを再び焚きつけることになり、なんと6年生も参戦。
全員疲労困憊なはずなのに、初心を思い出したかのように無我夢中でボールを追いかけています。
結局コーチたちも混ざって時間ギリギリまで遊んでいました。
帰りのバスはさすがに静かでした。
到着するまでの間でこの2日間を思い返すには丁度良かったですね。
ふと気がつくと見慣れた道を通っていて、もう終わりなのかと少しあっけなく感じました。
選手たちには解散する前に一言、翌日の学校までがんばれと伝えました。(笑)
相当な疲労があるはずなので酷ですが、自分たちの本業を疎かにしてはいけません。
文句を垂れつつも帰り際は全員良い表情をしていたのが印象的でした。
今回の合宿を終えて私たちから出てきた感想は「やってよかった」でした。
改めて合宿の意義を認識できましたし、なにより選手全員から成長を著しく感じられました。
試合では感動を覚えるプレーもいくつかありました。
この質で今後もトレーニングを重ねていけば、もっともっと良いチームになります。
せっかくの収穫、今回限りで終わらせないように努めていきます。
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